歌が下手でもイケメンじゃなくてもモテる人ってどういう人?

あなたの周りにもいませんか?この人、ぜんぜんイケメンじゃないし、たいしてお金持ちでもないのに、どうしてこんなにモテるんだろう?なんて思わせる人。町中を歩いていると、不釣り合いとも思えるカップルが歩いているのをたまに見かけます。すごい美人と、おせじにもイケメンとはいえない男性のカップルが歩いてるのを見ると、「えっ、なんで?!」なんて思っちゃいますよね。

また、カラオケに行っても、ぜんぜん歌がうまくないのに、なぜか女の子に囲まれてキャーキャー言われているヤツって、いませんか?オレの方がよっぽど歌がうまいし、難しい曲を完璧に歌えるのにーー!!と、ムカムカしちゃうこともあるかもしれません。

そんなふうに、どうみてもモテる基準から外れているのに、恋人が絶えない人って、どういう人なんでしょうか。それには、いろいろと理由があるんですが・・・「声」をメインとしたこのブログから言わせればですね、それは、「声のコントロールができている」ということなんです。

「えっ?声のコントロールができてるんだったら、歌がうまいはずじゃないの?」と思うかもしれません。でも、歌のうまさと、会話における声のコントロールの良さは、まったく別物なんですね。

歌がうまいということは、ある意味の特殊能力です。歌の中には、日頃使わない言葉遣いだったり、音のすごい高低差だったりがでてきます。それを上手に扱えるかどうかは、その人の能力によるところが大きいです。プロの歌手は、その非日常の音声をどのように扱うかを、日々勉強しているのです。

ですが、私たちが会話でモテまくるためには、そのような特殊能力は必要ありません。たとえば、歌手になるには、おなかから声を出して大きい安定した声を出さなければなりませんが、普段の私たちは、胸式呼吸といって、胸で支えるナチュラルな発声です。大きな声が出るのとモテるのはまた別。(もちろん、歌がうまいにこしたことはなく、カラオケがうまかったらモテる可能性は高まるでしょう。能力が高いという証拠ですから、憧れを集めますからね。)

私たちが会話でモテるためには、日常会話をまず大切にすることが重要です。そのためには、「相手に良く届く声」がもっとも大切です。決して、美声でなくてもいいのです。顔などの見た目はもちろん関係ありません。相手の心にナチュラルに入っていく声がもっとも重要なのです。

私の友人のひとりに、いつも声が小さくて、聞き取りづらいようなしゃべり方をする男性がいます。その人は、決して、無理して大きな声を出そうとはしません。その代わり、大事なことを伝える時には、わざわざその人のそばまでいって、耳元で聞こえるようにしゃべります。私は、彼の行動をみて、「ああ、この人はモテるだろうな~」と思っちゃいます。自分の声の性質を理解していて、それを無理に変えようとしないからです。つまり、彼は、自然体なのですね。

この、「自然体であること」は、モテるためにもっとも重要なことでもあるのです。ですから、歌や外見にコンプレックスがあっても、あなたの個性を活かした会話術を磨けば、「素敵な人!」と思われること間違いなし!ですよ。