「立て板に水」は逆にモテない?!モタモタトークでメロメロに!

私の友人のひとりに、若い新婚の人妻と不倫したあげくお金をつぎ込んでもらったり(大きい声では言えませんけどネ)、上司におごりまくってもらったりしている、超ラッキーマンがいます。面白いことに、彼は全然イケメンでもないですし、おまけに貧乏で、おまけにおまけに、口下手で暗い雰囲気のヤツなんです。

イケメンだったり、口説くのがうまい人がモテるのはわかるけど・・・。なんでこんなヤツがモテるのか?人間は本当に不思議です!その不思議を、ちょっと考えてみましょう。

2000年頃からのお笑いブームもあり、面白いことがポンポン言える芸人がモテるようになりました。「お笑い芸人イケメンランキング」なんていうのも、少し前ですが、女性の雑誌で定番化されていましたね。そんな芸人たちは、話術が勝負ですから、「立て板に水」で、スラスラと面白いことや気の利いたことを喋ることに「モテ」の命をかけています。

だけど、最近の女性は、どうやら、気の利いたことが喋れる男子よりも、「モタモタトーク」に惹きつけられている模様。立て板に水とは逆の「モタモタトーク」とは、どのようなものなのでしょうか。

モタモタトークのポイントは、「語いが少ない」「ゆっくり言葉を選びながら喋る」さらには、「ちょっと眠そうな感じもうける」みたいなカンジです。素敵な異性の前で眠そうに喋るなんて失礼だ!と思うかもしれませんが、それが逆にいいらしいです。

女性からしてみれば、仕事で疲れているアフター5に、ビジネスマンみたいに勢い良く喋り倒される人は、「プライベートでも疲れちゃう」ということになるようです。女性が働いてるのが当たり前の世の中ですからね。しかも、女性は仕事のみならず、おしゃれも女磨きもしなくちゃならない。毎日、女性はいろいろタイヘン!そこで、癒される男子がもてはやされるというわけなんです。

その癒やしが、「モタモタトーク」。スローペースで会話できるので、リラックスしたキモチになれるし、何よりも、母性本能をくすぐるというところがポイントなんじゃないかしら、と、個人的には思ってます。女性はなんといってもカワイイ男子に弱いところがありますからね~。冒頭でお話した私の友人も、人妻や、年の離れた上司にモテるのは、「守ってあげたい!」と思わせる弱さがあるからなんだと思うんです。

だから、あなたが会話に自信がなくても、落ち込む必要はありません。むしろ、それはチャンスかも。あなたのペースで、落ちついて話すことで、相手をリラックスさせると思ってください。女性は今この瞬間にも、癒やしを求めているものなのです。

今、男性目線のモテるお話をしましたが、この「モタモタトーク」は、女性の場合も効果的なんです。男性にとっても、言葉足らずだけど一生懸命しゃべっている、という女性の姿は、「カワイイ!」となるもの。あまりに立て板に水に喋ると、自分よりも賢いかも・・・なんて男性に思われて、気後れされる恐れも。「モタモタトーク」の良さは、隙を作ることでもあるのです。あまりに完璧な人はかえって距離を置かれることがあるのに対して、とっつきやすい印象を与えて、多くの人と親しく話すことができるのも、モタモタトークの秘密なんですよ。