どうして恋に堕ちるの?恋愛は「見えないもの」で作られる

ひと目みたその時から・・・「あっ!この人、私の運命の人かも!」そんな少女マンガみたいなことは実際にはない?いいえ、あるんです!

恋愛って不思議。あなたも、初恋をした時に、そんなふうに思ったことはありませんか?大人になった今も、時々、ふっと思う・・・なんて方も多いかもしれません。辛い恋や、ものすごく幸せな恋をしている時なんて、そんなふうに思いがちですよね。

恋愛の研究は、いろいろなお偉い先生たちがしているみたいですけど、その中で、「恋愛は脳の病気だ」なんて言ってる人もいるみたいですね。「ドーパミン」「セロトニン」みたいな脳内物質がわ~っと出ている時に、私たちは「恋してる~!」と興奮しちゃうんだとか。

「吊り橋効果」ってやつ、聞いたことありますか?今にも落ちそうな吊り橋を、異性と一緒にわたると、吊り橋を渡ってるせいでドキドキしているのにも関わらず、それを恋愛のドキドキだと脳が勘違いして、その異性を好きになっちゃう、というやつです。

「運命の人」「これが最後の恋」とか、私たちは思っちゃいがちですけど、結局のところ、脳の勘違い・・・ってことになるんですかねえ。そう考えるとちょっと寂しい?(笑)でも、恋がなければ、結婚もできないし、子孫繁栄もならない。オオゲサなことを言えば、人間が絶滅せずに繁栄していくためには、恋愛がどうしたって必要なのです!それに、なんといっても・・・モテたい!(笑)やっぱり、フラレまくるよりも、人気者になりたいものです。

モテモテになるために、どんな人がモテるのか、ちょっと考えてみましょう。あなたは、モテる人に、どんなイメージを持っていますか?モデルみたいなイケメン?大手の会社でバリバリ仕事をこなす、お金持ち?スポーツ万能で爽やかな好青年とかかな?

でも、こういう人なら、女性は必ず恋に堕ちるかというと・・・そうではありません!もちろん、美人の女性なら男性は絶対に恋に堕ちるかというのも違うんです。

なぜなら、恋は、「見えないもの」で作られるからです。それでは、見えないものとはなんでしょうか。

今挙げたようなモテるタイプの例は、「見えるもの」ばかりですね。顔形や、収入や、行為。それらは非常に具体的だから、イメージがつかみやすいです。でも、人間の脳は、もっと幅広く物事を捉えています。

女性がよく言う「生理的に好き」「生理的にあの人受け付けない」って言葉。これが、恋愛のナゾを解く鍵になります。女性だけではなくて、男性も、「なんとなくあいつといるとイヤな気持ちになっちゃうんだよな」みたいなことがあるかもしれませんね。そういう「なんとなく」というのは、具体的には、どんなものなんでしょうか。

その「生理的に」「なんとなく」というところこそ、「見えないもの」の正体です。たとえば、匂い。恋愛する時には、無意識的に、自分とは違う匂いのする人を選んでいるそうです。子孫繁栄のために、自分と遠いDNAの人を選ぶようになってるんだそうですよ。ですから、思春期の女の子は、父親の匂いが往々にしてキライとも言われてるらしいです。

そして、声です。声は、カタチにはできません。私の友人にも、「声が好きじゃないと恋愛できない」なんて言ってる人もいます。友人のように、はっきりとは言えずとも、私たちは誰もが、無意識的に、声や匂いで人の好き嫌いを選んでいるのです。

だから、第一印象で、「この人好き!」というマンガみたいなことが起こるのは、見た目だけではなくて、無意識的な匂いや声といった5感を総動員した人間の感性なんですね。モテるためには、この「見えないもの」をコントロールすることが必要なんです。